「はじめてのパソコン」大学生活あれやこれや(壱)
2010年06月10日 (木) | 編集 |
ここでちょっと閑話休題
ゲームを含めて諸々の誘惑を乗り越え、なんとか大学に潜入を果たした旦那は、
下宿暮らしを始めたのをよいことに、心の趣くままに自由な生活を楽しみ始めたらしい。
基礎体力もないのに何やら怪しげな体育会系クラブに入信し、
テントやら寝袋やら釣竿やらを背負い、合宿と称して各地の山々を徘徊。
資金がないので、講義はそこそこに連日バイトに精を出し、
思い立ったが吉日、愛用の原チャリを駆って、西日本一週野宿の旅、etc
大学時代の旦那の素行には猫も目を覆うが、少しずつ機会を見て吾輩が書き綴るとしよう。

・・僕は大学時代に三つの大きな買い物をした。
大きいといっても学生の身分、聖徳太子様(懐)10枚ほどのことではあるが。。
一つ目は既出の原チャリ(黄色のYAMAHA JOG)。
朝夕に富士山が眺められる故郷で親戚の自転車屋から安く購入、
運搬代がもったいないので、太陽の塔で有名な万博の跡地にできた大学付近の下宿まで、
丸一日かけて下道を走破。大学4年間、かけがえの無い移動手段として大活躍。
二つ目はビデオデッキ(日立製、VHS)。
VHS対ベータの規格戦争にもようやく決着が見えてきた頃であり、
日本橋のでんでんタウンで、散々店を渡り歩いた上で、値切り倒して購入。
故郷の東の国ではみな値札通りに商売が行われていたため(笑)、
この時はじめて値切りの文化を体験し、切磋琢磨し、ついに会得するに至ったのである。

前置きが長くなってしまったが、三つ目がパソコンである。
今と違って、大学のレポートが手書きやタイプライターだった時代。
コンピュータは巨大な電子計算機であり、大学の電算センターでしか会えない存在だった。
ある日テレビを眺めていると、黒い眼帯のタモリが出てきて「青少年は興奮する!」
富士通が発売したパーソナルコンピュータのコマーシャルが目を引いた。
パソコンで何をする目論見もないのだが、激しく購入意欲を刺激されてでんでんタウンへ。
当時は8ビットパソコンの黎明期で、DOS/V機やwindows機などはまだ影も形もない。
NECのPC98シリーズ、シャープのX1、富士通のFM7が御三家と言われていた。
PC98シリーズは聖徳太子20名様は下らないが、FM7は少しだけ学生に優しかった。
パソコンの基礎知識もなく、価格comもなく(笑)、あるのは財政事情だけ。
清水寺から飛び降りる覚悟で、在庫処分のディスプレイ付き特価セットを半ば衝動買いし、
大きな箱を抱えて、でも満足感で一杯になりながら、御堂筋線で家路についたのであった・・。

(「はじめてのパソコン」弐につづく)