「家庭用ゲーム機」いま、むかし(弐)
2010年06月07日 (月) | 編集 |
「最初の頃のゲームはね、随分とシンプルだったけど、でも面白かったよ!」
見上げると、旦那の目は遠い昔を見つめている。
今日の晩ゴハンは何かな・・と楽しい想像を巡らしながら、
旦那の昔話にしばらく付き合うことにした・・

小学校の高学年の頃、
僕は友達の家に遊びにいっては、モノポリーとか人生ゲームに熱中していた。
そんな時、我が家に届いたちょっと大きめの郵便小包。
子供の自分宛の荷物なんて珍しい、恐る恐る開けてみて驚いた。
応募したことさえ忘れかけていたコカコーラの懸賞品!
ちょうどキーボード位の大きさの赤い盤、左右に王冠を真似たダイヤルがふたつ。
父親が帰って来るのがどんなに待ち遠しかったことか。
テレビのアンテナ入力端子にケーブルを繋げてもらって、単三電池をいれて・・・、
ブラウン管のテレビ画面にゆっくりと現れたのは、テニスゲーム!
本体にはスイッチがあって、切り替えると、なんとブロック崩しゲームに!
今時のように、画面はリアルじゃないし、カラーでさえない、モノラル音がピッポッパ。
画面には、ダイヤルで操作できる白いバーと、小さな白いボールだけ。
画面の端で反射してくるボールを、うまくバーで反射させて、逸らしたら負け。
たったそれだけのゲームなのに随分熱中して、しばらく我が家は小学生のたまり場になった。

これが僕とテレビゲームとの馴れ初めだった。
あの赤いゲーム、宝物にしていたのに、いつの間にかどこかにいってしまった。
思えば、懸賞に応募して当たったのは、あの時くらいかな。
ずっと最近になって、街角の福引でダンボール一杯の夏みかんが当たったが(爆)
それから2~3年して中学生になった頃、世間ではインベーダーゲームが流行した。
テレビゲームの面白さに思いがけず片足を踏み入れたものの、
アーケードや喫茶店に出入りするには、度胸も財布も持ち合わせておらず、
次に手にしたゲームは、携帯ゲーム機「ゲーム&ウォッチ」だった。

・・奥方が呼ぶ声がする
今晩の宴は、好物のサバの焼き物のようである。
昔話はひとやすみ、旦那の後について食卓に向かう。

(「家庭用ゲーム機」参につづく)